右太もも外側の痛み(右大腿部外側痛)
らくだ接骨院
こんにちは、
らくだ接骨院院長です。
今回は!
太ももの外側の痛みで来院された患者さんを例に
足底圧から痛みの原因について考えた場合について説明していきます。
当院の患者さんで60代女性、右太もも外側の痛みで来院されました。
既往歴として右外反母趾、右前十字靭帯損傷が20年以上前にあったそうです。
上記の左図は右足裏の静止立位時の足底圧をプリントしたものです。
右図は歩行時の足底圧をプリントしたものです。
歩行時に濃くはっきりプリントされた部分がわかります。
濃くプリントされた部分は「たこ(胼胝:べんち)」があり足底圧が高い部分です。
右図の歩行時の特徴は第2、3趾下の足底圧が強いということです。
これは
開帳足(かいちょうそく)といって
足の横アーチがくずれ足の横幅が広がった状態です。
また、開帳足は外反母趾がある方の特徴とも言えます。
次に左図の静止立位時の特徴は①と②の白い部分の隙間を見てみると
圧倒的に①白い部分の隙間が狭いのがわかります。
これは、踵の内側に体重が乗っていて、踵の骨が内側へ
倒れているのが確認できます。
すなわち、踵の不安定性に問題があります。
これが、上半身にどのように影響しているのか?
この方の静止立位時は右肩が左肩に比べて下がっています。
肩甲骨も同様に右側が下がっています。
静止立位時は右足踵の不安定性から左足に体重が乗りやすくなります。
右足には体重が乗りにくく、上半身も右足に乗りにくくなります。
そうすると、
右股関節は内側(内転位)へ引かれ右大腿部内側の筋肉が過剰に働いて短縮(短縮性収縮)
右大腿部外側は伸張(伸張性収縮)した状態が予想されます。
なぜかと言うと、
右足に体重が乗りにくいために、
右股間節は体の中心(内側)へ移動し
安定性を保とうとするためです。
当然、大腿骨(太ももの骨)で考えると内側は圧縮力、
外側は伸張力が働き股関節にかかる内側の圧縮力を
分散するため大腿外側が圧縮力の分散に働きます。
極端な例ですが
大腿骨に強力な圧縮力がかかると
骨の構造上、弓なり骨折の危険があります。
「痛みが発生している場所=筋肉の緊張」
と安易に考えるのではなく、短縮しているのか、
伸張しているのかを構造的に考えることが必要です。
この方の場合、整形外科的には
腰椎1番、2番の構造的な問題や神経的な問題だと考えるのが妥当だと思いますが
腰の治療でなかなか良くならない場合など違った視点でアプローとが必要となります。
今回は足底圧から右足の踵の不安定性から原因を推測していきましたが、
これが原因の全てではありませんので詳しくはご相談下さい。
らくだ接骨院ではその方の本来持っているからだの状態(癖)を把握し、
日常生活で支障のないレベルまで引き上げる治療をおこなっています。
気になる方は、ぜひらくだ接骨院へ
完全予約で体験施術もおこなっています。
「無料相談を見た!!」と予約時にお伝え下さい。
↓↓↓↓
興味を持たれた方は、らくだ接骨院へ遠慮なくお尋ねください。