情報(イメージの仕方)で腰の動きが変わる その7
らくだ接骨院
前回までのおさらいをすると左右の肺呼吸の仕方を意識することで上半身の捻りやすさが変わるというお話でした。
今回は足の動きと呼吸についてのお話ですが特に呼吸と密接に関わる横隔膜と腰痛に関係する大腰筋のお話が中心となります。
それでは、横隔膜と大腰筋の位置関係をみていきましょう。
横隔膜は肋骨の下端を取り囲むように付着しているドーム型のテントで呼吸によって膜が上下に移動します。
また、大腰筋は横隔膜と腰椎、股関節に付着し膝を持ち上げる運動(股関節屈曲)をおこないます。
まずは、立位姿勢で片方の膝を上に上げてみましょう。
膝を上げる時は息を吸って(吸気)、下すときは息を吐く方(呼気)がやり易いのを実感できると思います。
この動きを詳しく説明すると膝を上げる動きは大腰筋から横隔膜に刺激が伝わります。
大腰筋が収縮すると横隔膜に影響をあたえ吸気を促進します。
まとめると、息を吸うことで横隔膜が下がり、膝を上げる事で大腰筋からの刺激が横隔膜に伝わり肺を広げていきます。
長時間のデスクワークで慢性的に背中が硬くなる方は背中回りの筋肉に注目しがちですがひごろから深く息を吸って、ゆっくり吐くことができなくなっている可能性があります。
当然、長時間椅子にすわり背中が丸まった姿勢では呼吸も浅くなり、股関節を長時間曲げた姿勢では、
大腰筋も硬くなりがちです。
そうすると、横隔膜が硬くなり呼吸による上下運動に問題が生じてきます。
大腰筋からの刺激も伝わりにくくなります。
この状態が続くと慢性的な背中の痛み、凝り、腰痛の要因となってきます。
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