情報(イメージの仕方)で腰の動きが変わる その9
らくだ接骨院
今回は椅子から立ち上がる動作と横隔膜の関係についての説明です。
椅子から立ち上がる時、呼吸はどうしているでしょうか?
無意識に立ち上がっているので息を吐いているのか?吸っているのか?または、止めているのか?
わかりませんよね!それでは、意識しながら動作確認してみましょう!
どうでしたか? おそらく、息を吐きながら椅子から立ち上がる場合はやりづらいと感じるはずです。
また、息を止めながら椅子から立ち上がる場合も息を吐きながら立ち上がる時よりやりづらさを感じるはずです。
息を吸いながら椅子から立ち上がる時が最もやり易さを感じるはずです。
では、なぜか?
呼吸と筋肉の働きの連動性を考えてみましょう!
今回も呼吸で大切な横隔膜と大腰筋が関係してきます。
息を吸うことで横隔膜が下がり、大腰筋と太ももの裏側の筋肉(ハムストリングス)からの刺激が横隔膜に伝わり肺を広げていきます。
肺が広がるのは、立とうとする時に背部の筋肉が緊張し胸(胸郭)を広げる方向に作用しているからです。
立ち上がり時の腰痛や膝痛は肺を広げるように働く筋肉の機能低下が考えられます。
高齢者が椅子から立ち上がる事が困難な場合は、太ももの前(大腿四頭筋)の筋力低下が一般的に知られていますが、呼吸の観点から見た場合、太ももの裏側(ハムストリングス)が問題となっているケースもあります。
特に高齢者は背中が丸く曲がってしまい肺が広がりにくくなっていることが問題です。
今回の内容をまとめると
息を吸いながら椅子から立ち上がると大腰筋と太ももの裏側の筋肉からの刺激が横隔膜に伝わり肺を
広げるということです。
椅子から立ち上がる時の腰痛、膝痛は腰や膝を単体で診ながら、椅子から立ち上がるという動作を観察していきます。さらに言うと、椅子から立ち上がる動作を脳がしっかり理解していないということです。
動きは脳によって作られため「脳の働きを変えていく!」ということです。
まずは、動作時の呼吸を意識してみましょう!!
らくだ接骨院では構造的な問題と神経機能障害の両方からアプローチしていきます。
その方の本来持っているからだの状態(癖)を把握し、日常生活で支障のないレベルまで引き上げる治療をおこなっています。
らくだ接骨院
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