やる気スイッチは存在しない
在宅訪問事務所
在宅訪問マッサージではリハビリも行なっています。
ストレッチや筋トレなどをすることで日常生活動作を改善し、怪我のリスクも
減らしていきましょうということです。
その一環として、お一人でも出来る自主トレメニューを患者さんにお教えすることもあるのですが、
正直なところこれはなかなか続きません。
基本的にリハビリは辛く苦しいものですから、身体にいいものだと分かっていても継続は困難なのです。
「わかっちゃいるだけんどねー。ダメじゃんねー」と苦笑いされる患者さんに
こちらも愛想笑いを返したりします。
いったいどうしたらやる気になってもらえるだろうかと考えていたところ、
東大の池谷教授という偉い先生の文章を見つけました。
簡単にまとめますと、脳に側坐核という部位があって、そこが活動するとやる気が出るのだけど、
ある程度神経細胞に刺激が来ないと活動が始まらない。
いったん始めればそのうち気分が高まってやる気になってくるということでした。
すなわち、やる気というものはスイッチがパチンと入るようなことはなく、
とにかく嫌でもやり始めることでだんだん出てくるということです。
どっちかというとボリュームのつまみです。
この話を患者さんに理解して実践していただくというのが次の課題になります。
イヤイヤながら始めるというのも、それはそれでハードルが高いですよね。
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