湿布の話
在宅訪問事務所
在宅訪問マッサージ部門が担当している患者さんは高齢者がほとんどで、痛みを伴う持病をお持ちの場合には病院から湿布が処方されていることが多いです。
先日、ひとりの患者さんから湿布についてあれこれ質問されたので、この場でも少しまとめておこうと思いました。
・湿布は非ステロイド系抗炎症薬(NSAIDs/エヌセイズ)の外用薬で、有効成分はロキソプロフェン、インドメタシン、フェルビナク、ジクロフェナク、ケトプロフェンといったものになります。
これらの成分が、炎症、痛み、発熱の元となるプラスタグランジンという物質が作られるのを抑えて症状を緩和します。
・湿布を貼っておく時間は8〜10時間程度、剥がしてからも数時間は効果が持続します。
・妊婦の方は胎児に悪影響があるため、基本的に湿布NGです。
使えるものもあるので病院での相談が必要です。
・副作用が出る場合があります。
特にケトプロフェン(モーラステープ)は光過敏症(皮膚がただれたりかぶれたりする)の報告が多くなっています。
天候にかかわらず、使い始めから使用後4週間は患部を衣服で覆うなど直射日光を避けなければなりません。
ロキソプロフェン(ロキソニンテープ)は喘息持ちの方には発作を誘発する恐れがあるため注意が必要です。
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