情報(イメージの仕方)でからだの動きが変わる その17
らくだ接骨院
前回は脳内では右手を上げることよりも、右手を上げるために必要な無意識下での姿勢制御に重点が置かれている、というお話しでした。
今回は、重力と姿勢バランスについてのお話しとなります。
2足歩行を獲得した私たちは、転倒しないように、からだに内蔵されたセンサーを使ってバランスをとる重要性が薄れてきているように感じています。
デスクワークが増え椅子に座っている時間の長さが健康に影響を及ぼすことが、あちらこちらで発表されるようになってきました。
地球上には重力があり、重力ありきで私たちは、生活しています。
ある、宇宙飛行士のエピソードの中に「宇宙から見た地球の青さ」より地球上に帰還してから「からだにかかる重力の重さ」に驚いたと話されていました。
このエピソードからでもわかるように、2本の脚でしっかり体重をかけ姿勢制御がおこなわれている、という根本的なことが軽視されています。
では、なぜ人はバランスをとるのでしょうか?
2足歩行になり最も高い位置に重い頭があるため、転倒から頭を守るためにバランスを取ることが必要となりました。
また、2足歩行になり手が使えるようになり、からだを安定させ、手を使うためにバランスをとることが必要となりました。
何かの動作をおこなう前に脳ではどのようにしてバランスを取り効率のよい動作をおこなうことが出来るのか無意識による姿勢制御がおこなわれているのです。
この無意識の制御が、からだを考える上で難しくなっています。
次回はもう少し、からだの痛みなどの観点からお話しできればと思っています。
らくだ接骨院
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