在宅訪問事務所

2022.12.15 在宅訪問事務所

ご存じのように日本人の死因の第一位はがんですが、最近になってがんの発症のメカニズムが明らかになってきました。

私たちの身体の中では毎日5,000〜10,000個ほどのがん細胞が生まれていますが、自ら死んだり免疫機構が働いてこれらを処理しています。

その免疫ががん細胞に対抗しきれなくなってくると悪性腫瘍というかたちでがんを発症します。

この期間は約10年と言われています。

なぜ免疫力が落ちるのか、それは体内で慢性的な炎症が起こっているからであり、突き詰めれば生活習慣によります。

慢性炎症を抑えることで免疫力を上げればがんは予防出来る、すなわちがんも生活習慣病のひとつであるというわけです。

免疫力を上げるために、具体的には次のようなことが挙げられます。

• 栄養（特にビタミンC、D、亜鉛、セレン、鉄、タンパク質など）を十分に摂る
• 加工食品を摂らない（植物油脂、砂糖、人工甘味料、精製穀物、食品添加物が入ったもの、低脂肪食品）
• ストレスや睡眠不足を避ける
• 運動をして筋力をつける

特に運動によって筋から放出されるサイトカイン（細胞間の伝達物質）の一つであるミオカインに炎症を大きく抑える効果があり、これはすなわち筋トレががんの予防に大変有効であるということです。

私たち在宅訪問マッサージでも、がんに罹患したことのある方や現在も闘病中の方に接することがありますが、筋が薄く力がないというのは確かでありうなずける話です。