食べない方がいいもの
お知らせ在宅訪問事務所
よく患者さんから訊かれることのひとつに「何を食べればいいのか」というものがあります。
「足が冷えるけど何を食べればいい?」
「最近疲れやすい。何が足りてない?」
身体にいいものを食べて健康になろうという考えはまったく正しいのですが、実際にはまず身体に悪いものをやめるのが順番としては先です。
食べない方がいいものというのは加工食品です。
これらには添加物が含まれていて、それが体内(特に腸内)に炎症を起こします。
中でも添加物が大量に含まれる超加工食品と呼ばれるものは心臓血管疾患をはじめとした多くの慢性疾患の原因となることがわかってきています。
最近ではガンのリスクも高めるという研究結果を伝える論文も増えてきました。
食品の加工度の分類は以下のようになっています。
グループ1: 最も加工されていない食品
- 果物や野菜の葉、茎、根、種
- 動物の筋肉、内臓
- 卵 生乳
グループ2: 加工された料理用成分
- 大豆やゴマを絞った油
- サトウキビやトウモロコシから作った砂糖
- 海水などから精製した塩
グループ3: 加工食品
- パン
- 魚の缶詰
- シロップの入った果物
- お茶飲料、野菜ジュース
- カット野菜、カットフルーツ
- 冷凍野菜
グループ4: 超加工食品
- スナック菓子、チョコレート、アイスクリーム
- 惣菜パン、朝食用シリアル、冷凍ピザ
- ソーセージ、ハンバーガー、ホットドッグ
- インスタントスープ、インスタント麺
現代の食生活にはあまりにも多くの加工食品が浸透していて、これらを避けるのは難しいことです。
しかしながら体内の炎症が健康に及ぼす影響が大変大きいことが分かってきた現在、思い切って食生活を変えてみるのは意義のあることと言えます。