情報(イメージの仕方)でからだの動きが変わる その24
お知らせらくだ接骨院
今回も引き続き「立つ」について考えてみたいと思います。
前回の最後で「立位での安定性が必ずしも必要だとはいえません。」と締めくくりました。
少し語弊があるかもしれませんが、立位状態での安定性ばかり考えても、からだを動かした状態で効率よく力を出すことができるかが大切となります。
静止時に力を発揮できても、動きのなかで力の出し入れが無意識にコントロールされないと使えない、からだとなります。
膝痛や腰痛で考えてみると、動作時中の痛みが大部分を占めています。
また、じっとしていると、痛みを感じないケースもあります。
例えて言うならば、私達は動く構造物です。
動きのなかで、必要な時に力を発揮し、それ以外の時はリラックスできることが必要。
特に静止時にからだを固めて使ってしまうと、次の動作をおこなう時に必要以上に力を入れることになります。
地面を足の指で踏ん張って立ってしまう方やからだを前へ進めようと、歩行時に足の親指で強く蹴り出してしまう方は太ももの前に力が入ってしまいます。
太ももの前に力が入ってしまうと効率的にからだに力を伝えることができず、動作にブレーキをかけてしまいます。
このような歩行はからだに負担をかけてしまい、膝痛、腰痛、股関節痛など様々な痛みを誘発してしまう可能性があります。
ウォーキングが、からだに良いからと、上記の歩き方をしていると、良かれと思って運動していても逆効果の場合もあることだけは知っておいていただきたいと思います。