情報(イメージの仕方)でからだの動きが変わる その29
お知らせらくだ接骨院
今回は以前に股関節に体重がしっかり乗る為の条件として「股関節が外へ捻れる(外旋)機能が必要」だというお話しの中でいくつかのご質問があったので、それについてのお話しとなります。
質問内容は
「仰向けに寝た時に左脚のつま先が外に向く場合は太ももが外へ捻れているので問題があるのか?」というものでした。
一般的に考えられることは、太ももを外側へ捻るお尻の深層にある筋肉(股関節外旋筋)が固くなっていることが想像できます。
また、太ももを内側へ捻る筋肉(股関節内旋筋)が弱いんぢゃないかとも想像できます。
結果、つま先が外に向く状態は、左骨盤が前へ倒れ(左骨盤前傾)太もも(股関節)が外側へ捻れていると(股関節外旋)考えるのが一般的に妥当な説明かと思います。
しかし、からだの形だけを見て骨格を左右対称に戻したりする事が安易におこなわれてはいけません。
股関節は骨盤と連結しているので、骨盤、上半身の動きが重要となります。
すなわち、この現象は骨盤が前へ倒れ(骨盤前傾)股関節が外側へ捻って(股関節外旋)からだを使わなければならない原因があると考えなければいけません。
このため、安易に股関節を外へ捻る筋肉(股関節外旋筋)の緊張があると考えストレッチをしたりマッサージしたり、股関節を内側へ捻る筋肉(股関節内旋筋)を鍛えたりすることを安易に選択しがちです。
また、骨盤の前傾があるからと容易に判断し徒手的に戻す行為も機能的にはあまり意味がなく、施術後、重力下で歩行すれば一瞬にして戻ってしまう事実を知っていただきたいと思います。