水分補給とペットボトル症候群
お知らせ在宅訪問事務所
最近になって「ペットボトル症候群」という病名が浸透してきました。
これはスポーツドリンク、清涼飲料水を大量に飲み続けることによって起こる、急性の糖尿病です。
糖分を多く含んだ食品を食べ過ぎることによっても起きます。
わたしたち訪問マッサージの対象となる方々はほとんどがご高齢です。
よって普段から水分補給の重要性をお話ししたりするのですが、そうするといきなり経口補水液を箱買いして飲んだりする方がいて、あわてて止めることがあります。
経口補水液は脱水状態を改善するものであって、熱中症を予防するものではありません。
スポーツドリンクにも、経口補水液ほどではないものの糖分と塩分がたくさん含まれているので普段から常飲するのは良くありません。
予防という点から見れば、利尿作用のあるカフェインが入っていないミネラル入りの麦茶が一番で、さらにタブレットや飴などで少しの塩分を補給するのが良いです。
また、疲労や睡眠不足の状態に陥っても体温調節が上手く働かなくなり熱中症のリスクは上がります。
「栄養と休養をじゅうぶんに摂ることが大事です」と患者さんたちに申し伝えながら自分にも言い聞かせています。
今年の夏も本当に暑いです。